iサイクル注文トラッキングトレード-レンジ相場

○米中貿易協議進展期待
×米利上げペース減速!



1月3日のフラッシュクラッシュを生き延びた皆さま、如何お過ごしでしょうか?

サトウカズオも何とか生き延びています。

それにしても今年は新年早々波乱のスタートとなりましたね。

先週はドル円の一週間の値幅も1円32銭程度と落ち着きを取り戻しつつあります。

今週も、好材料:米中貿易協議進展期待。

悪材料:米利上げペース減速と、まちまちですが、為替は上下どちらに動くのか楽しみでもあります。


ドルの下値は底堅く、レンジ相場が続きそうなiサイクル注文トラッキングトレードを始めるチャンス!

2019年1月7日週のまとめ

先週は、ハト派的な内容となったアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や、同じくハト派的なパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言により、アメリカの利上げペース減速を意識したドル売り(ドル安)が進みました。

しかし同時に世界的な株高展開となったこと、米中貿易協議への進展期待から過度なリスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)は後退しました。

結局ドル円では、週の終値はおよそ1ドル=108円53銭と、先週の終値108円52銭から1銭程度のドル高円となり、この週の取引を終えています。

米中貿易協議

1月7日から(9日まで)次官級の米中貿易協議が開催され、米中の対立解消・通商問題の解決に向けた進展があるのではないか、との期待によりドル買い(ドル高)が進みました。

しかし中国によるアメリカからの輸入拡大による対米黒字削減案など一部進展は見られたものの、合意には至らず、具体的な成果も無かったことから、ドル円は一時1ドル=107円76銭-77円まで反落しました。

その後、中国・劉鶴副首相が1月中にも通商協議で訪米する、との一部報道により、値を戻していきました。

連邦公開市場委員会議事要旨

しかし、12月の連邦公開市場委員会(FOMC、18日-19日開催)議事要旨では「次の追加利上げについては辛抱強くなれる」と、次回の利上げに対し慎重な姿勢が見られたことから、利上げペース減速を意識したドル売り(ドル安)が進みました。

欧州や中国経済の減速懸念に対する、リスク回避的な円買い(円高)も見られ、ドル安円高が進みました。

アメリカ消費者物価指数

また期待されたアメリカ12月の消費者物価指数(CPI)も前年同月比で、

11月実績:+2.2%
市場予想:+1.9%
12月実績:+1.9%

消費者物価コア指数(CPIコア指数)も前年同月比で、

11月実績:+2.2%
市場予想:+2.2%
12月実績:+2.2%

と市場予想通りとなったことから、アメリカ経済の鈍化懸念は払しょくできず、ドル売り円買い(ドル安円高)も継続していきました。

アメリカ政府機関閉鎖問題

しかしアメリカ・トランプ大統領が「政府機関の再開に向けて行動を起こす」との一報によりドル買い(ドル高)が勢いを取り戻し、結局108円52線-53銭でこの週の取引を終えました。

ドル円の推移

先週のドル円推移は、107円76銭-77銭から109円08銭-09銭でした。

ちなみに先々週のは、104円86銭-87銭から111円40銭-41銭です。

さらにその前の週は、112円23銭-24銭から113円70銭-71銭です。

参考までにその前は、112円23銭-24銭から113円84銭-85銭です。

ひとつおまけに前週、112円87銭-88銭から114円3銭-04銭です。

もうひとつおまけで、112円30銭-31銭から113円21銭-22銭です。



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2019年1月14日週の予想

今週は、17-18日に東京で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に注目が集まります。

年末年始の株価急落、世界経済の減速懸念に対する協調的な景気刺激策が議論されるようであれば、現状の過度なリスク回避姿勢も和らぐと言うものです。

久々にG20財務相・中央銀行総裁会議が影響力を発揮しそうです。

(何も合意がなければ、リスク回避姿勢継続のドル安円高でしょうか…)


今週の重要な米国・日本のイベントは、

01月16日の米国:小売売上高

01月17日の米国:フィラデルフィア連銀製造業景気指数

01月17-18日のG20:財務相・中央銀行総裁会議

などが予定されています。


今週の注目は、経済指標的にはアメリカ12月の小売売上高でしょう。

市場予想は前月比+0.2%。

市場予想を上回ればリスク回避姿勢後退から株高・ドル高展開となりそうです。

しかし、もし下回った場合は、アメリカ経済の減速懸念が再燃し、株安ドル安展開となりそうです。


ちなみに今週は、個人的に

01月17日の南アフリカ:政策金利発表

も気になります(笑

アメリカ追加利上げ観測後退

上記通り、9日に公表された12月のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC、18日-19日開催分)議事要旨では、多くの参加者が世界経済の減速懸念・最近の株安展開への懸念を持っており、追加利上げに関しても慎重な姿勢を表していることが示されました。

結果アメリカ経済の減速懸念は高まり、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が年内に予定している2回の利上げ回数も、市場はせいぜい1回が限度、もしくは0回も織り込みつつあります

今週発表される小売売上高などが市場予想を下回った場合、アメリカ経済の減速が現実味を帯び、ドル売り(ドル安)に拍車がかかりそうです。

イギリスのリスク

イギリスでは15日にも延期されていた欧州連合(EU)からの離脱合意案の議会採決が行われる予定となっています。

現状、与党保守党からの反対票も多く、議会承認を得られる可能性は低く、このまま議会採決が行われれば、イギリス政治の先行き不透明感は高まり、リスク回避の円買い(円高)が進みそうです。

ただしイギリスポンド売りユ-ロ売り(ポンド安ユーロ安)が進んだ場合、結果的にドル高となり、過度にドル安円高が進む可能性は低そうです。

米国政府機関閉鎖問題

アメリカ連邦政府機関の閉鎖は1月13日現在、過去最長の23日目に突入しており、アメリカ経済への影響も懸念されています。

アメリカ下院は11日に連邦政府機関の再開に向けた法案を賛成多数で可決したものの、上院では採決する予定はなく、さらに閉鎖期間は長期化しそうです。

しかしトランプ大統領は「議会と取引できるだろう」とも話しており、早期再開への希望も残されています。

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、106円50銭から109円50銭までと予想します。

ちなみに先週は、107円00銭から110円00銭という予想でした。


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FX(外国為替証拠金取引)の感想

今の現状は2015年のチャイナショックから起きた世界同時株安の時と似たような展開だと言う人が増えています。

なるほど、確かに似ていますね。

あの時も中国経済の減速懸念から中国株価は暴落。

それを皮切りに世界同時株安が起こりました。

南欧(特にギリシャ)による欧州危機や、原油価格の暴落も似ています。

結果、急速に円高が進みました。


チャイナショックはアメリカ経済にも多大な影響を及ぼし、年4回と言っていたアメリカの追加利上げも結局は年1回に…。

あの時は各国が協調的に金融緩和策を推し進め、その後の景気拡大まで引っ張り上げたのですが…。

パウエルFRB議長、追加利上げへの慎重な姿勢を示す。

やはり2019年のアメリカの追加利上げは、せいぜい1回。

もしくは、0回も想定していなければいけませんね。


ただ、アメリカの実経済は悪くありません。

1月4日に発表されたアメリカ12月の非農業部門雇用者数も前月比で、

11月実績:+17.6万人(15.5万人から上方修正)
市場予想:+17.7万人
12月実績:+31.2万人

と驚きの結果となっています。

また注目された平均時給も前年同月比で、

11月実績:+3.1%
市場予想:+3.0%
12月実績:+3.2%

と強い伸びを示しています。

投資家は悲観的過ぎると思うのですけどね。


恐怖指数(VIX指数)も18.19と、節目の20を下回り、19をも割ってる状態となりました。

市場も落ち着きを取り戻しつつあります。

この勢いで株高ドル高金利高展開となって欲しいものです(笑

(個人的には特にアメリカ株価は本当に頑張れー(笑)


ただし…、期待感はあるものの、

ポジティブ材料
・米中貿易協議の進展

ネガティブ材料
・米中貿易戦争の長期化
・アメリカ連邦政府機関の閉鎖長期化
・イギリス議会による欧州連合(EU)離脱合意案の否決

とポジティブ材料よりもネガティブ材料の方が多いことが懸念材料ですかね(涙

(どこにでもある1ドル円為替見通しブログの1素人管理人の意見ですからね!)



iサイクル注文トラッキングトレード運用設定時のドル円相場は、

短期:105円~112円程度のレンジ相場
長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

iサイクル注文トラッキングトレードは遊んでいる最中や寝ている最中でも自動で売買取引しているので、資金管理と設定さえしっかりしておけば、あとは見ているだけ、もしくは結果を確認するだけとなります(笑)

iサイクル注文は外為オンラインの登録商標です。
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