外為オンラインで2014年10月01日(水)より、新規注文と決済注文を自動で繰り返すリピート発注機能系システムトレード(自動売買)の「iサイクル注文」と「サイクル注文」が使えるようになりました。
ここでは「サイクル注文」の紹介と「iサイクル注文」との違いを説明してきます。
サイクル注文とは
指定した相場の上値と下値の範囲内で値の上げ下げを繰り返す、レンジ相場に特化した従来型の注文方法です。
サイクル注文イメージ図(クリックで拡大)
↑外為オンラインHPより
あらかじめ指定した変動幅の中で、一定間隔の値幅で複数のIFDONE(イフダン)注文(新規注文と利益確定注文を同時に発注できる注文方法)を同時に発注し、決済注文が成立後、同条件のIFDONE注文をシステムが自動的に繰り返し行う連続注文機能です。
- 100.6円のとき、なにもしない
- 100.2円で新規⇒20pip 100.4円で決済 損切なし
- 100.0円で新規⇒20pip 100.2円で決済 損切なし
- *99.8円で新規⇒20pip 100.0円で決済 損切なし
- *99.6円のとき、なにもしない
上の図を文字で描くと上記になります。
iサイクル注文との違い
iサイクル注文とサイクル注文の違い(クリックで拡大)
↑外為オンラインHPより
サイクル注文は追従しない
iサイクル注文は、あらかじめ指定した変動幅が相場の上昇・下落に合わせて自動追従し注文を繰り返します。
しかし、サイクル注文は、あらかじめ指定した変動幅内で注文を繰り返します。
変動幅から相場が外れた場合、利益を逸する可能性がありますが、逆に言えば、意図しない高値をつかまない・安値をつかまないという利点があります。
リスクコントロールは、サイクル注文の方が上だと思います。
サイクル注文は損切りがない
iサイクル注文はIFDONE+OCO(イフダンオーシーオー)注文(新規注文と利益確定注文・損切り注文を同時に発注できる注文方法)ですが、サイクル注文IFDONE(イフダン)注文(新規注文と利益確定注文を同時に発注できる注文方法)ですので、損切り設定がありません。
逆に言えば、iサイクル注文より買いポジションなら円高時に、売りポジションなら円安時など、逆方向に相場が動いたときに強いです。
(iサイクル注文に比べて損が膨らみ難い)
サイクル注文のデメリット
デメリットというか、唯一にして最大の不満点というか…、
例えば122.1円のとき、6円値幅として
122円から116円の値幅内でサイクル注文可能!
124円から118円の値幅内でサイクル注文不可!
つまり、指値設定しか出来ず、逆指値設定が出来ません。
ここなんとかなりませんかね、外為オンラインさん…。