先週のまとめ今週の予想 FX為替 07月第五週 | iサイクル注文トラッキングトレード検証ブログ

↑意識される黒田ライン、突破なるか！

●09月利上げ観測台頭もドル高長続きせず

先週のドル円も先々週に引き続き、米国09月の利上げ観測が台頭したものの伸び悩みました。

29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表では雇用の改善が続いていることが確認されました。

さらに、30日発表された米国04-06月期の国内総生産(GDP)は前期比年率+2.3％で、市場予想の+2.5％をやや下回ったものの米国経済の力強さを確認。

また、01-03月期の米経済成長率も0.6％に上方修正され、09月利上げ観測が再浮上しました。

結果ドル円は124円57銭～59銭まで上昇しました。

しかしながら、黒田ラインが意識されたのか、31日発表の米国04-6月期雇用コスト指数(ECI)が前期比+0.2％で統計開始以来で最低の伸びに留まったことが原因からか、早期利上げ観測によるドル買い(ドル高)が後退しました。

結局ドル円は、123円87銭～89銭で取引を終えました。

先週のドル円の推移は、123円01～03銭から124円57銭～59銭でした。

●やはり意識される黒田ライン

今週のドル円は、123円後半から124円後半でのレンジ相場でしょうか。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明や米国04-06月期の国内総生産(GDP)の結果から、米国の利上げ観測は強まっており、ドル高円安が進みやすい地合い(状況や雰囲気)となっています。

しかし、黒田日銀総裁が「実質実効為替レートでは、かなり円安の水準になっており、ここからさらに円安に振れるということは普通に考えればありそうにない」と発言した時の水準(1USD＝124円台後半)に近づくたびにこの発言が意識されそうです。

今週の予想レンジは、122円80銭～125円80銭とします。
(無責任今週の予想レンジは、123円50銭～124円80銭です)

07日未　定【日本】
日銀金融政策決定会合、終了後決定内容発表
日銀金融政策決定会合、年間マネタリーベース増加目標

07日 15:30 【日本】
黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

日本銀行の金融政策決定会合では、現行政策の維持が予想されています。

しかし、注目は会合後の黒田東彦総裁の記者会見で、いわゆる「黒田ライン」に関する発言に関心が集まりそうです。
(記者さんも関係者も私たちもそこが聞きたいでしょうし)

07日 21:30 【米国】
07月非農業部門雇用者数変化
07月失業率

07日に発表される米国07月の雇用統計では、ほぼ先月と同水準と予想されています。
(失業率は5.3％(06月5.3％)、非農業部門雇用者数は前月比+22.5万人(6月は+22.3万人))

米国利上げに関して最も重要視される数値なので、予想通りかそれ以上ならば09月利上げ観測が強まりドル買い(ドル高)に、予想を下回った場合は、12月以降との思惑からドル売り(ドル安)が進みそうです。

今週は毎月恒例の一大イベント米国07月の雇用統計発表があります。
またその6時間前には黒田日銀総裁の記者会見が予定されています。

この記者会見で円安容認発言が出れば125円突破、06月高値125円86銭も意識されそうです。
逆に、円安けん制発言が出ればドルの上値は重くなりそうです。

個人的にはこの発言内容によって、米国雇用統計が良い結果となった場合、上昇トレンドになるのか、それともレンジ相場のままなのかと思っています。
(日銀、そして黒田総裁の力を過信しすぎですかね？)

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マネーパートナーズさんの連続予約注文の場合でも、参考・目安になると思います。
ただし10000PFXと100nanoの違いには注意してくださいね。