ドルの上値は重いものの下値も底堅く、レンジ相場が続きそうな今がiサイクル注文やトラッキングトレードを始めるチャンス!
目次
先週のまとめ
先週のドル円は、米国トランプ政権による円安けん制発言も無く、無事イベントを通過したことから、リスク回避後退のドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
週の終値もおよそ1ドル=107円59銭と、先週の終値107円34銭から、25銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
英米仏3カ国連合によるシリア空爆
先々週末の日本時間14日未明に米英仏の3カ国連合によるシリア攻撃が行われました。
しかし「1度限りの攻撃」(英米高官談)とのことにより、地政学的リスク増大への懸念は後退。
市場ではドル買い(ドル高)材料と判断され、その後はドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
日米首脳会談
17-18日に米国で行われた日米首脳会談では、11月の中間選挙に向けて貿易赤字削減を目指しているトランプ政権が強い姿勢で臨むことが予想されたものの、米国側から日本の金融政策などについて円安誘導などの批判が出なかったことから、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
会談で日本側は、
- 日本企業による米国への投資実績
- 上記による米国の雇用への貢献
- 日本企業による米国産エネルギー購入額の増額
を説明するなど、日米両国はお互いの利益となるように、日米間の貿易拡大や投資の促進など進めることで一致しました。
米国株下落によりドル買い一服
さらに20日金曜日のニューヨーク為替市場では、米国長期金利が上昇。
それに伴うドル買い(ドル高)も進み、ドル円は一時107円85銭-86銭まで上昇したものの、米国株式の下落によりドル買い(ドル高)は一服。
結局ドル円は107円58銭-59銭でこの週の取引を終えました。
ドル円の推移
先週のドル円推移は、106円87銭-88銭から107円85銭-86銭でした。
ちなみに先々週のは、106円61銭-62銭から107円77銭-78銭です。
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今週の予想
今週のドル円は、リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態によりドル円は108円台を回復する可能性はあるものの、引き続き米国による貿易不均衡是正を名目にした円安けん制への警戒感から、106円台-108円台を中心としたレンジ相場が予想されます。
今週の重要な米国・日本のイベントは、
04月26-27日の日本:日本銀行金融政策決定会合
04月27日の米国:1-3月期国内総生産(GDP)速報値
などが予定されています。
他にも欧州中央銀行(ECB)による政策金利発表など、月終盤と言うこともあり、 重要経済指標の発表が相次ぎます。
また政治イベントでも、韓国・北朝鮮による南北首脳会談が27日に予定されており、韓国の文大統領曰く、
「北朝鮮は完全な非核化の意志を表明」
「休戦協定から終戦宣言を経て、平和協定の締結に進む」
が実現、実行されるならば、北朝鮮を巡る地政学リスクは大きく後退。
リスクオン(リスクを取ってでもリターンを得る)状態のドル買い円売り(ドル高円安)が大きく進むことが予想されます。
米国による貿易不均衡是正
17-18日に米国で行われた日米首脳会談でトランプ大統領は、貿易不均衡是正(対日貿易赤字の是正)に取り組む考えを重ねて表明。
米国は環太平洋経済連携協定(TPP)復帰ではなく、2国間交渉での日米自由貿易協定(FTA)締結を目指しており、日本側も新たな貿易協議を開始することで合意しました。
今後米国側は日本銀行による金融政策(結果円安誘導政策)などを強くけん制する可能性も高いことから、26-27日に行われる日本銀行金融政策決定会合が注目されます。
日本銀行金融政策決定会合
今回の金融政策決定会合で日本銀行は、現行の金融政策(金融緩和)を長期間継続することを表明することが予想されています。
しかし現状、原油や天然ガスなどのエネルギー価格は上昇を続けており、結果消費者物価コア指数(生鮮食品を除く指数)は今年後半にかけて上昇することが予想されています。
(生鮮食品、及びエネルギーを除く場合は、コアコア指数と呼ばれます)
日本銀行金融政策決定会合後の黒田日銀総裁記者会見を含め、国債買い入れ額の段階的な縮小などの出口戦略について言及があるかどうかが注目されます。
米国1-3月期国内総生産(GDP)
先週発表された米国経済指標では、3月の小売売上高が前月比+0.6%と市場予想の同+0.4%を上回り、また同じく3月の建設許可件数も年率換算件数で135.4万件と市場予想の132.1万件を上回るなど、個人消費の強さが見て取れます。
27日に発表される1-3月期の国内総生産(GDP)速報値で市場予想前期比年率+2.0%を上回るようだと、さらにドル買い(ドル高)が進むことが予想されます。
今週のレンジ予想
今週の予想レンジは、106円00銭から109円00銭までと予想します。
ちなみに先週は、105円00銭から108円00銭という予想でした。
FX(外国為替証拠金取引)の感想
上にも書いた、日本時間の14日未明に行われた英米仏3カ国連合によるシリア空爆。
リスク回避により16日月曜日、週明けの下窓開きスタートが怖かったですが、
サトウカズオの別ブログ(トルコリラ円スワップFXブログ)より
トランプ大統領、シリア政権への攻撃命じる!イギリス・フランスも参戦!
各国協調とか、話付いていたのか…
まじか!週明けの #トルコリラ 安、円高が怖い(涙
どうすっかなー… #スワップポイント #FX #為替 #スワップhttps://t.co/BpjpZMvFRF— トルコリラ&メキシコペソ円スワップ生活 (@tryjpyFX) 2018年4月14日
週が明けて、いざ始まってみれば、思ったよりも限定的で警告的な意味合いが大きかったのか、まさかの上窓開きスタート。
アメリカ・イギリス・フランス3か国の有志連合による #シリア へのミサイル攻撃
リスク回避がどれだけ進むのかと心配でしたが、始まってみればまさかの #ドル円 上窓開きスタート#トルコリラ も上昇してスタートしました
知ったら終い(しまい)の格言通りの結果に#FX #為替https://t.co/bSoWAHcJBH pic.twitter.com/X8VtzUwtnB— トルコリラ&メキシコペソ円スワップ生活 (@tryjpyFX) 2018年4月16日
分からないものですね(笑
そして今度は、北朝鮮が北朝鮮国営放送で正式に「ICBMと核実験中止、核実験場解体」を発表。
月曜日朝、リスク回避後退のリスクオンで #ドル トルコリラ #メキシコペソ スーパー上窓開きにならないかなー♪どうかなー(笑
世界が良い方向に進んで欲しいですね
そうすれば新興国通貨高円安に! https://t.co/Rk1fGL5aH7— トルコリラ&メキシコペソ円スワップ生活 (@tryjpyFX) 2018年4月21日
これは23日月曜日、週明けの上窓開きスタートに期待します(笑
iサイクル注文やトラッキングトレード運用設定時のドル円相場は、
短期:105円~110円程度のレンジ相場
長期:102円~112円程度のレンジ相場
と予想します。
iサイクル注文やトラッキングトレードは遊んでいる最中や寝ている最中でも自動で売買取引しているので、資金管理と設定さえしっかりしておけば、あとは見ているだけ、もしくは結果を確認するだけとなります(笑)
※iサイクル注文は外為オンラインの登録商標です。
※トラッキングトレードは外為オンラインからライセンス供与を受けたサービスです。