リスク回避の円高進む1週間-ドル円為替見通し予想04月第1週は6.0万円の利益

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2017年04月第1週は600pips、計60,000円の利益でした！

2017年04月は合計600pips、計60,000円の利益です！

今週は、ロシアのサンクトペテルブルクでテロ。

スウェーデンのストックホルムでもテロ。

シリアで政府軍による化学兵器使用。

その報復処置として米国軍によるシリアへのミサイル攻撃。

悲観的なニュースが多い1週間でした。

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先週のまとめ

地政学リスク上昇によるリスク回避の円買い

先週のドル円相場も軟調推移の展開でした。

各地での地政学的リスクの上昇がドルの上値を抑え、リスク回避の円買い(円高)が進みました。

北朝鮮による長距離ミサイル発射や、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクでの地下鉄爆弾テロなどにより、リスク回避的な円買いが進み、ドルは111円台半ばから110円台前半まで下落しました。

ADP雇用統計はポジティブサプライズ

しかし04日発表の米国02月の貿易収支が市場予想より赤字額が改善。

05発表のADP雇用報告も前月比+26.3万人と市場予想の同+18.5万人を大きく超える2カ月連続のポジティブサプライズとなったことから、ドル買い(ドル高)が大きく進みました。

米国雇用統計はネガティブサプライズ

しかしその後、シリア政府軍による化学兵器使用。

その報復処置として米国軍によるシリアへの直接的軍事行動(ミサイル攻撃)にでたことにより、再びリスク回避姿勢が強まり、円買い(円高)が進みました。

ドル上昇のきっかけとして期待された米国03月の雇用統計でも、非農業部門雇用者数は市場予想前月比+18.0万人に対し同+9.8万人と予想を大きく下回るネガティブサプライズとなったことから、ドル円は一時110円12銭-13銭まで下落しました。

米国利上げ見通し年3回は変わらず

ただ、03月の失業率は市場予想4.7％に対し4.5％に低下。

03月平均時給も前月比+0.2％と市場予想と一致し、完全雇用が近づいてきている中、利上げペースは変わらない(年3回で残り年2回)との見方が強まり、ドル買い(ドル高)が進みました。

また、ニューヨーク地区連銀のダドリー総裁が「年末から来年初めにかけてバランスシート縮小を開始する」との認識を示したため、米国長期金利は上昇。

ドル買い(ドル高)が進み、ドルは再び111円36銭-37銭まで上昇しました。

結局、111円08銭-09銭でこの週の取引を終えました。

ドル円の推移

先週のドル円推移は、110円12銭-13銭から111円58銭-59銭です。

ちなみに先々週のは、110円10銭-11銭から112円19銭-20銭です。

さらにその前の週は、110円62銭-63銭から112円89線-90銭です。

参考までにその前は、112円56銭-57銭から115円19銭-20銭です。

ひとつおまけに前週、113円55銭-56銭から115円50銭-51銭です。

もうひとつおまけで、111円68銭-69銭から114円74銭-75銭です。

今週の予想

ドル円上昇は期待薄

今週のドル円は上値の重い展開が予想されます。

地政学リスク上昇

米国軍によるシリアへの直接的軍事行動(ミサイル攻撃)は地域の不安定化を増大させ、地政学リスクを大きく上昇させる要因となります。

現にヘイリー米国国連大使は「米国はさらなる軍事行動を取る用意がある」と発言。

逆にロシアのプーチン大統領は「侵略」と非難しています。

このまま進めば、シリア内戦が湾岸戦争(イラク戦争)のように外国を巻き込んでの大規模な戦争状態になる懸念も出てきています。

その場合米国の長期金利は低下し、リスク回避の円買い(円高)がさらに進む可能性があります。

米国景気経済刺激策は遅れる模様

ライアン下院議長が「税制改革(大型減税)の実現にはより時間がかかる」と発言するなど、トランプ政権による米国景気経済刺激策の実施には時間がかかるとの見方が強まっており、米国株価上昇の期待もしぼんできています。

米国株高⇒日本株高によるドル売り円買い(ドル安円高)は期待薄です。

しかし米国経済は好調を維持

しかし米国経済は好調を維持したままです。

米国の経済指標が好調さを示しています。

米国02月の貿易赤字は予想外に改善。

米国03月の雇用統計での非農業部門雇用者数は市場予想を大きく下回るネガティブサプライズとなったものの、失業率は4.5％まで低下し、平均時給は前月比+0.2％と市場予想と一致。

米国は完全雇用も近い状態であることを考慮すると、米国の年3回(残りあと2回)の利上げは見通しは変わらないという見方が多く、円安が大きく進む状況にはないと言えます。

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、109円00銭から112円00銭までとみます。

ちなみに先週は、110円00銭から114円00銭という予想でした。

今週の注目材料

03月 消費者物価コア指数(CPIコア指数)

04月14日 21:30 【米国】

米国03月の消費者物価コア指数(CPIコア指数)は前月比+0.2％、前年比+2.3％と予想されています。

予想以上であれば勿論のこと、予想通りでも年3回(年残り2回)の利上げ期待は継続するため、ドル買い(ドル高)が進む可能性があります。

FX(外国為替証拠金取引)の感想

先週は上記通り、各地でのテロや、北朝鮮によるミサイル発射。

シリアでの化学兵器使用に、米国軍による報復ミサイル攻撃など、相場が大きく円高に動く展開となりました。

が！リスク回避の円高が進んだと言っても、実際は1円50銭程度。

思っていたよりも、ほとんど進んでいません。

(これが118円くらいだったら6円は円高に向かっていたような…)

昨年11月09日の米国大統領選時の101円18銭-19銭から、トランプノミクス(トランプ次期米大統領による大型減税・大規模インフラ投資などの経済政策)に湧いた同12月15日の118円65銭-66銭までの上昇の半値戻しとなる110円(厳密には109円90銭付近)が強烈な抵抗線となっていることが伺えます。

逆に言うとこれを割り込むと、107円-108円まで行きそうで、ちょっと怖いです。

トランプ大統領、共和党の皆さん、税制改革(大型減税)に期待しても良いでしょうか?


iサイクル注文やトラッキングトレード運用設定時のドル円相場は、

短期:110円～117円程度のレンジ相場
長期:108円～118円程度のレンジ相場

と予想します。

(iサイクル注文やトラッキングトレードを利用する場合は想定変動幅として見てください)

iサイクル注文やトラッキングトレードは遊んでいる最中や寝ている最中でも自動で売買取引しているので、資金管理と設定さえしっかりしておけば、あとは見ているだけ、もしくは結果を確認するだけとなります(笑)

※iサイクル注文は外為オンラインの登録商標です。
※トラッキングトレードは外為オンラインからライセンス供与を受けたサービスです。

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現在の保有ポジション

118.500
118.300
118.100
117.900
117.700
117.500
117.300
117.100
116.900
116.700
116.500
116.300
116.100
115.900
115.700
115.500
115.300
115.100
114.900
114.700
114.500
114.300
114.100
113.900
113.700
113.500
113.300
113.100
112.900
112.700
112.500
112.300
112.100
111.900
111.700
111.500
111.300
111.100

お金は儲けることよりも、失わないようにすることの方が重要です。


なお上記設定内容については、iサイクル注文 トラッキングトレード開始！、及びトラッキングトレード中止(取消)後に再稼動を参照ください。

必要金額と値幅を参考にiサイクル注文やトラッキングトレードを始められてみてはいかがでしょうか。

iサイクル注文 トラッキングトレードの利益