2016年06-07月の為替予想

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04月26-27日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録にて、経済指標から米国経済の好調さが確認でき、引き続き労働市場の改善が続けば、大半のメンバーが06月の利上げを支持する、という記述が確認されました。

また、先日はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「経済が上向けば今後数か月内の利上げが適切」との見解を表明。

2016年06月、もしくは07月の米国追加利上げが現実味を帯びる中(しかし下値模索の円高進行も心配されます)、2016年06-07月の為替相場予想をしたいと思います。
(1ブログ1管理人の予想です)

米国早期追加利上げが現実味

上記にあるように04月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録にて、大半のメンバーが06月の利上げを支持するとの記述が確認されました。

さらには最近の講演でも各地区連銀総裁が、早期追加利上げに前向きな姿勢を立て続けに表明。

先日にはハト派として慎重な発言をするのではと見られていたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長までもが「経済が上向けば今後数か月内の利上げが適切」と従来の姿勢から転換。

早期追加利上げへの支持を表明したため、06月の追加利上げも現実味を帯びてきました。

肝心の米国経済も01-03月期の停滞から脱却し、04-06月期は力強い米国経済を取り戻していることから、それだけでも噂で買って○○と06-07月はドル高円安が見込めます。

06月利上げが無くても、07月利上げ観測は引き続き健在で、大きく値を下げることはないと思います。

(逆に利上げ後に一時的でもドル安円高が進行しそうで怖いですがね)

ドル円週足チャートから見る予想

円安の目処:112円(111円88銭)
円高の目処:102円(102円25銭)

ただし、チャート上では思わしくありません。

ドル円は04月第三週に112円手前まで回復しましたが、第四週に出現した大陰線にて安値を更新。

長期の移動平均線も下向きへとなりました。

短期(5週移動平均線)と中期(20週移動平均線)、短期(5週移動平均線)と長期(75週移動平均線)、中期と長期の移動平均線が相次いでデットクロスを形成しさらにその後も陰線の数が圧倒的に多く、しかも長い陰線の出現が目立つ状況となっています。

戻り局面も見られますが、頭を抑えられる展開が続いており、ドル売りオーダーが断続的に注文されている様子が窺えます。

心理的な下値支持線はいくつか存在しますが、具体的に明確に示すものは無い状態と言えます。

長期(75週)の移動平均線も横ばいから下向きに転じておりさらなる円高の可能性も十分考えられ買いポジション保持者にはつらい状況が続きそうです。

下げ止まりを確認し、下値を見極めなければなりません。

米国利上げ年1回＝円高、年2回円安

米国は2015年12月から利上げを開始しました。

一方日本はただでさえ低い金利がマイナス金利導入でさらに低下しました。

15年12月時点で米国は16年中に「年4回」の利上げを想定していましたが、今は「年2回」に。

市場はさらに弱気で、出来て「年1回」と見ています。

原因は米国経済の停滞。

思っていたよりも米国経済が強くありません(原油安、中国経済が足を引っ張っている感じもしますが…)

このため日米の金利差が開かず、急速な円高への巻き戻しが起こりました。
(金利差目的でドル買い円売りしていたが、開かずドル売り円買いに)


円高派は、米国の景気は後退とはいかないまでも停滞失速する、ゆえに出来て年1回。

結果、円高が進むと見ています。

一方円安派は、今の市場の見方は弱気すぎ、米国の景気は底堅く年2回の利上げは可能。

と見ており、市場が見込んでいる年1回ではなく、年2回で結果円安に。

管理人は後者の6月か7月、そして12月の年2回は可能と見ています。

どちらかというと、米国経済よりかは、英国のEU離脱問題、原油価格、中国景気に影響されそうですが、米国経済は底堅い、と思います。

2016年06-07月の重要イベント

以下は噂・予想です。注意ご容赦願います。

06月14-15日:米連邦公開市場委員会(FOMC)
＝直後に英国EC離脱の国民投票があり、7月利上げも

06月15-16日:日銀金融政策決定会合
＝追加緩和実施、政府の景気対策を援護射撃

06月24日:参院選告示
＝後述

07月10日:参院選投開票

07月26-27日:米連邦公開市場委員会(FOMC)
＝06月に利上げが無ければ07月実施へ

07月28-29日:日銀金融政策決定会合
＝参院選も終わっており、無風の会合に

今年は07月に日本参議院選挙(衆参同時選挙はないでしょうね)、11-12月はアメリカ大統領選挙があります。

参院選は安倍首相にとって天下分け目の戦いですから、消費増税延期・補正予算等々、あの手この手で株高円安を演出してくるでしょう。

そうでないとアベノミクスの失敗を認めたことになります。

オーバーシュートの円高は怖いですが、底値を見極めつつ(資金に余裕を持たせつつ)「買い」ポジション取引が良いかもしれません。

トライオートFX運用設定時のドル円相場は、105円～112円程度のレンジ相場と予想します。


みんなのシストレやシストレ24、トライオートFXは遊んでいる最中や寝ている最中でも自動で売買取引しているので、資金管理と設定さえしっかりしておけば、あとは見ているだけ、もしくは結果を確認するだけとなります(笑)